Tag
タグ「オピニオン」の記事
-
大学をアンバンドルする
大学は近代国家や多くの企業よりも長い歴史を持つ制度です。長い歴史のなかで、知と人を育む器としての大学は、世紀を超えて存続してきました。だからこそ大学の意義を考える時間軸は、数年の改革や10年の計画にとどまらず、数十年、あるいは世代の単位にな…
-
Podcast『大きなお金は、大きな物語を求める ── なぜいまスタートアップに「思想」が必要だと考えるのか?』に出演しました
De-Silo の 2020s というポッドキャスト番組にお招きいただきました。 『大きなお金は、大きな物語を求める──なぜいまスタートアップに「思想」が必要だと考えるのか?』という回です。最近の記事に関連する話をしているので、もしご興味あ…
-
スタートアップの思想の空白 ―― 『テクノロジカル・リパブリック』が摩擦なく受容されやすい構造について
『テクノロジカル・リパブリック』が日本でも話題になっています。著者のアレックス・カープはPalantirのCEOであり、その主張の骨子は、技術産業は消費者向けの便利さから離れて、国家の目的と結び直すべきだというものです。 ここ数年で入ってき…
-
スタートアップをとりまく思想と未来を、日本から書き始めるために
本記事は以下の記事に分割して再構成しました。 思想と資本 1 | 資本はいかにして思想から離れたか 思想と資本 2|日本で思想はいかにして資本から離れたか 思想と資本 3|アメリカで思想と資本はいかにして再び結ばれたか 思想と資本 4|日本…
-
シリコンバレーという答えから離れるとき
いま、海外のスタートアップやテクノロジーの思想が日本に次々と入ってきています。 PayPalの共同創業者であるピーター・ティールが現代アメリカを理解するキーパーソンだと繰り返し紹介され、昨今では『テクノロジカル・リパブリック』も話題となりま…
-
国策を追うか、国策を作るか
この数年、スタートアップの世界でも「国策を見る」という雰囲気が高まっているように感じます。半導体や宇宙、防衛、AI と、政府が重点分野と予算を発表するたびに、VC の投資テーマも国策へ寄っていき、起業家のピッチ資料にも政策文書の引用が増えて…
-
「カルチャーと金融」の振り子としてのスタートアップ
シリコンバレーの思想の系譜を、前稿「スタートアップをとりまく思想」では、国家とヒッピーという二重の出自から現在の権力との融合までたどり、「国家と市場」のあいだの振り子としての見方を描きました。 本稿はその補助線として、もう一つの振り子、「カ…
-
なぜ今、ビジネスのために思想を追うのか
かつて、事業環境の先読みに必要な材料といえば、技術と市場でした。いま、そこに3つめの変数として「思想」が加わりつつあるように感じています。 もちろん、それら以外にも政策や規制といった事業の変数もありました。変わったのは、個別の政策を追うだけ…
-
スタートアップをとりまく思想
追記:よく読まれたので Substack のほうで音声版も公開しました。 [音声版] スタートアップをとりまく思想 - 第1部 / 第2部・3部 日本で「シリコンバレー」と聞いて思い浮かぶのは、GAFAのような巨大テック企業か、「失敗を恐れ…
-
平和を実装する
世界の秩序が大きく揺らぎはじめて数年経ちました。 2022年からのウクライナ侵攻や、2026年のイランをめぐる軍事衝突の影響を経験した今、「日本は『世界が平和であること』から大きな利益を得ている」と改めて感じています。 もちろん、2022年…