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エンジニアが起業する強みと弱み

この記事は 2015年5月27日 に Medium で公開したものです。

エンジニアは解決策に先に気づくことができますが、代わりに悪癖として、解決策から課題を捏造しがちなところがあります。言い換えると、新しいテクノロジーを使ってできることが広がったら、それを使って解決できそうなビジネスの課題を見つけようとします。

もちろんその姿勢自体は批判されるべきではありません。そしてエンジニアの作る多くの解決策は、オープンソースのソフトウェアなどを見てみてもわかるように、自分自身の課題や身近な課題を解決するものが多いのも確かです。

ビジネス上問題になるのは、それが十分な対価を払ってくれるような課題ではなかった場合です。見つけた課題が、既存のテクノロジーを使って十分に安価に解決できる課題であったり、あるいは想像力を働かせて大きな市場を狙える課題を捏造してしまうことがあります。本当に困っている顧客を見つけて話す、ということを避けがちです。

エンジニアにもう一点悪癖があるとしたらそこです。エンジニアは面倒な仕事を無視したがります。Google を作ったあのラリーとセルゲイですらそうでした。彼らは最初検索エンジンのアルゴリズムだけを売ろうとしたのです。言い換えれば、ビジネスとして立ち上げるという面倒な仕事を無視して、誰かに任せようとしていました。しかし誰も買ってくれる人がおらず、結局自分たちでスタートアップをすることになり、最終的に世界の時価総額ランキングでも上位の会社になりました。

課題に対する解決策があるからといって、人はすぐにそれに飛びつくわけではありません。多くの場合は、それを売るという仕事が付きまといます。それを避けて、アイデアだけを買ってくれる人が出てくるのは本当に稀だと言えます。

参考文献

Schlep Blindnesspaulgraham.com