Brad Feld, Startup Communities
この記事は 2014年10月20日 に Medium で公開したものです。
Brad Feld の Startup Communities から。Boulder のコミュニティが TechStars を中心にどうやって広がって行ったか、そしてスタートアップのコミュニティの作り方はどうしたほうが良いのか、という大変良い本です。まあ地道にやるしかないですねぇ、という結論です。
Startup Communities: Building an Entrepreneurial Ecosystem in Your Cityamazon.com
場所が重要である理由として、external or agglomeration economies, horizontal network, creative class の概念を援用しながら、Boulder では「起業家がスタートアップコミュニティをけん引すべし」「リーダーは長期のコミットメントを持つべし」「スタートアップコミュニティは参加したい人すべてに開かれているべき」「スタートアップコミュニティはすべての起業家スタックに対してエンゲージする継続的な活動を持つべし」という当たり前と言えば当たり前のことをやってきた、という内容なのですが、ここでの起業家というのは、high-growth entrepreneurial companies と small business companies という二つの概念でいうところの前者ね、という断り書きがついており大変好ましいです。あと VC はコミュニティのリーダーになれないってのは確かに。20年とかやんないですしね、日本は担当配置換えとかで終わりますし。
adviser (economic relationship) と mentor (not economic) の違いとかもいいし mentor 手動のほうが良いというのも同意です。大企業の役割は場所貸し(Boulder だと Google が 250 人部屋を貸してたらしい)とサービス(BizSpark が good job してると書いてる)。あとコミュニティへの貢献の本気度を調べるためには(1時間で終わるような、あるいは数分で終わるような)アサインメントを与えることだ、というのは確かに効果的かもしれません。Founder Institute でも assignment で drop していきますし。
具体的なイベントとかアクティビティも色々紹介されているのですが、個人的には特に Boulder Open Coffee Club はいいなと思います。10人以下の少人数のレギュラーな朝の会。最初はテーマを決めて情報提供から初めて、その後参加者の興味関心に従って情報交換していく、という形式。London にも広がったみたいです。あと大学の絡め方、というのも一個 chapter が割かれてていいですね。Cross campus 文化がないとか、その一方で一番のバリューはやっぱ人材だ、とか。